手指のリハビリテーションに便利なサポーターです。
現在でも作業療法士がオーダーメイドで製作する硬性の対立装具が多く使用されています。
硬性対立装具の特徴として、機能性や肢位の再現性に優れているため、症状の安定している症例にはたいへん有効です。
しかし、患者さまの機能的変化や浮腫の変化に対して即座に対応できない、完成及び調整の期間を要するため訓練開始が遅れ、訓練時間も短くなるといった欠点があります。
とりわけ患者さまの身体的、機能的変化が生じやすい回復期リハでは調節性の高い早期訓練が可能なこの軟性装具が有効です。サポーターは対立位に矯正する本体とウェブスペースを作り出す部品で構成されてます。また電気刺激装置やスパイダースプリントとの併用が可能です。ボトックス治療後の上肢装具としても有用です。